大学生山形大学機械システム工学科

とある工学部生の4年間まとめ

大学生
この記事は約7分で読めます。

工学部機械システム工学科の4年間について授業の時間割とMotiが記憶に残った授業についての記事です。

Moti
Moti

大学生活の4年間は長いようで短いよ

1年生

前期


月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限スタートアップセミナー環境と経済における共生(共生を考える)力学の基礎(物理学)
2限市場と生活(経済学)総合英語(英語1)微積分解法機械工学基礎Ⅰ日本国憲法(日本国憲法)
3限基礎材料力学及び演習情報処理
4限コミュニカティブ英語(スピーキング)(英語1)微分積分学Ⅰ(数理科学)山形の水土里資源(山形から考える)学部導入セミナー(機械システム工学科)
5限

1年前期は26単位でした。基盤共通教育科目の卒業要件を1年生で「英語2」以外全部とれるように履修を組んだ覚えがあります。

コロナ禍の中途半端な時期だったので、半分オンライン、半分対面のような感じでまだ大学側も試行錯誤している最中で、単位を取ることはかなり簡単でした。しかしこの中では教員免許を取るために受けた「日本国憲法」は理系の自分には少し難しく、テストも簡単とは言えませんでした。

後期

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限古代アンデスの神殿巨大建造物はなぜ、どのように出現したのか(文化論)データ解析基礎(数理科学)
2限化学の歴史(化学)総合英語(英語1)機械工学基礎Ⅱ数学C
3限フィットネス・トレーニング(スポーツ実技)運動と力学及び演習
4限コミュニカティブ英語(リスニング)(英語1)微分積分学Ⅱ(数理科学)基礎製図心と体の健康つくり(健康・スポーツ科学)

1年後期は22単位でした。少ないように思えますがGPAを下げないためにあえて授業を減らしていました。

意外と「古代アンデス~」の授業は内容が面白く授業を受けてよかったと思います(レポートはめんどい)。

2年生

前期

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限確率統計学材料科学基礎熱力学及び演習
2限物理学ⅠBasic English Skills A情報エレクトロニクス概論基礎流体力学及び演習
3限物理学実験機械工作実習数学Ⅱ
4限物理学実験機械工作実習材料力学Ⅰ

2年前期は24単位でした。専門科目や実習も増え、単位を落とす人が出てきます。自分の代では「基礎熱力学及び演習」で半分以上単位を落としていました。

「単位を落としたくない!」という方は、2022年の場合ですがこちらの記事をどうぞ↓

「物理学実験」はそうでもなかったですが、「機械工作実習」は実習の後にめっちゃ長いレポートを1週間で書かないといけなかったり、提出後に採点されて合格しないと再提出を求められたりしました。授業がある3年間で1番キツイので、これを乗り越えられれば後は楽です。

後期

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限基礎振動工学及び演習機械計測法材料力学Ⅱ機構学
2限機械工作法工業材料エンジニアリング創成Ⅰ
3限機械システム設計及び製図数学Ⅳエンジニアリング創成Ⅰ
4限流体工学機械情報処理演習
5限ロボティクス

2年後期は24.5単位でした。微妙な0.5は「機械システム設計及び製図」が1.5単位だからです。製図は「歯車ポンプ」を設計するというもので、ここで少し機械設計っぽいことをします。

月曜5限の「ロボティクス」は始めは楽しかったですが、授業が進むにつれ内容が難しくなり、最後の方はほぼ何も分からなかったです(涙)。期末試験も試験中に先生がヒントを出してくれるという珍しいタイプでした。ちゃんと勉強して、理解をしていれば解けるテストでしたが、あまり勉強をしていなかったので結果としてはかなりギリギリの成績でした(70点)。

C言語の基礎を学べる「機械情報処理演習」はプログラミングが苦手な人にはそこそこキツイので、得意な人を頼りましょう(周りに得意な人がいればですが…)。行き詰った場合はTAの人に聞くか、ChatGPTに質問してみるといいかもしれません。(成績の付け方は甘い印象)

3年生

前期

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限計算力学機械システム設計及び製図Ⅱ機械システム基礎及び実験制御工学
2限生体の力学テクニカルイングリッシュ機械システム基礎及び実験電気・電子回路
3限設計工学機械システムプログラミング
4限

3年前期は18.5単位でした。実習系の授業の「機械システム基礎及び実験」では「機械工作実習」よりはきつくはないですが、毎週レポート提出を求められるので早めに手を付けておくと精神的な猶予を保てます。

学部で学べる材料力学系の最後の授業である「計算力学」はかなり実践的であり、内容は難しいですが材料系を希望するという人には学ぶ価値があります。

「生体の力学」は試験になんでも持ち込み可(スマホ、パソコンもOKただし他の人との相談不可)の珍しい形式の授業でした。しかし、試験内容は普通に難しく対策していかないとひどい目に遭います(経験談)。

「機械システム設計及び製図Ⅱ」では2年後期の続きで自分なりの「歯車ポンプ」を設計します。

後期

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日
1限知能システム工学
2限CAD/CAM/CAE機械技術者倫理(社会と倫理)機械システム設計及び製図Ⅲエンジニアリング創成Ⅱ
3限機械システム設計及び製図Ⅲ
エンジニアリング創成Ⅱ
4限

3年後期は12単位で、卒業に必要な単位をほとんど取り終えているので、必修の授業と興味のある授業しか取りませんでした。

学部で学ぶ最後の製図「機械システム設計及び製図Ⅲ」は毎年数人単位が取れず、留年するという噂があります。「手巻きウインチ」という人力でワイヤロープを巻取り、荷物を引き寄せたり吊り上げたりする荷役機械を設計します。用紙が大きく家の机では厳しいので、ドラフターがある製図室や6号館2階の自習室でよく作業していました。

4年生

必要な単位を取りこぼしてしまった人や他に授業を受けたい人、大学院に進学する人以外は、4年生で授業を取る人はあまりいないでしょう。3年生のときのエンジニアリング創成Ⅱで研究室の仮配属が決まります。たいていの人はそのまま同じ研究室に配属されて卒業研究を行います(仮配属で合わないと感じたら他の研究室に移動することも可能?)。

Tips:研究室配属について

機械システム工学科の研究室配属で注意することを3つ挙げるとすると、以下のようになります。

  • 配属はGPA(成績)順
  • 研究室の定員は教員の役職に依存
  • 研究室見学会

これらについて詳しく解説していきます。

配属はGPA(成績)順

研究室の定員を志望者がオーバーしたら成績順で決まります。成績が悪くても人気がない研究室を志望すれば希望するところに入ることは可能です。しかし、人気がないが興味がある研究室の場合は別ですが、自分の興味のない研究をすることは苦痛です。

自分が志望するある程度人気がある研究室に入るためには、3年前期までのGPAで決まるとは言え、各学年である程度良い成績を取っていないと厳しいように感じます。米沢への進級条件のために1年生の時は単位を落とすまいと勉強して、ほとんどの人が良い成績をとっているため差が付きにくいです。また、多くの単位を取るためGPAの影響はかなり大きいです。そのため、1年生で頑張らないと人気のある研究室に入るのは難しくなります。

逆に2年生になると専門分野が入ってきて、勉強が難しくなるため単位を落とす人が出てきます。そのため、よほど人気がある研究室以外は2年前期まで成績が低くても(限度あり)でも十分狙えます。

研究室の定員は教員の役職に依存

研究室の定員は教員の役職によって異なります。以下の表に役職ごとの定員を示します。

役職名定員
教授4人
准教授4人
助教2人

4人や2人となっていますが、教授・准教授の研究室は定員+1人くらいは許容されているようです。

※各研究室にシステム創成工学科(フレックスコース)の枠が1人ずつあります
※各学年ごとに枠が与えられているため、留年生の影響はあまりないようです

研究室見学会

3年生の8月前半に研究室見学会があります。大学院生の生の声や研究室の雰囲気、研究内容を詳しく聞くことができるので、行かないときっと後悔します。研究室選びのかなり重要な判断材料となるので必ず行きましょう!夏休みが始まって帰省やインターンシップで忙しいとは思いますが、予定を空けておくことをお勧めします。

まとめ

ブログ主のMotiの場合ですが、大学4年間の授業で取った単位は115単位でした。結局(ギリギリ)単位を落とすこともなく、卒業研究を終わらせれば卒業できそうです。

機械システム工学科のMoti的重要ポイントをまとめると…

・2年前期は単位を落とす可能性が高い
・製図は提出期限から逆算して進める
・研究室見学は絶対に行く

大学の授業は真面目過ぎたり、ボッチだったりすると精神的にきついと思います。大学の成績は過去問やら先輩からの情報によって成績に差が付くことが多いので、ほどほどに肩の力を抜いて取り組みましょう。

1つ前の記事はこちら↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました