最近初めて自作PCを制作した筆者が初心者目線で紹介していきます
自作初心者なので細かいところや間違いにはご容赦ください

パーツの相性とかよく分かんないし、パーツ構成考えるの難しすぎる

初めての自作PCは結構難しいよね…
今回は自作PCの作り方の導入について紹介していきます。
自作PCを作る前に
自作PCを作る前に知っておきたいことが注意点がいくつかあります。以下にそのリストを示します。
- BTOのような手厚い保証がない場合が多い(パーツを壊してしまった時に保証がない等)
- よく調べてからパーツを買わないとパーツ同士が合わない場合がある(構成内容の不備)
- OS(WindowsやMac)は基本無料ではない
この3つについて紹介していきます。
BTOのような手厚い保証がない
BTOはBuilt To Orderの略で受注生産を意味します。BTOパソコンには保証がついていることが多く、またサポートも充実しています。そのため初めてPCを買う人におすすめです。
自作PCの場合、パーツ自体に保証はついていることが多いですが、パソコン全体を通した保証はないので故障や不具合があった場合に自分で解決する必要があります。
※BTOのパソコンを売っている店として、マウスコンピューター、ドスパラ、ツクモなどがあります(リンクはそれぞれの企業のBTOの記事に飛びます)。
構成内容の不備
自作PCの最も肝となるのが、パーツ構成を考えることだと思います。パーツ構成をよく考えずにパーツを選んでしまうと最悪組み立て時にパーツが壊れてしまったり、合わなかったりします(CPUがマザーボードのソケットに対応していない等)。
後の章で紹介するサイト「ジサコ」を使えば、構成内容について考えることを楽にできます。
OSは無料ではない
意外と知らない人が多いのはOSが基本有料であることです。スマホやノートパソコンは始めからOSが入っていることが多く、OSは無料のように思えるのですが実はOS代込みの値段で販売しているのでOSは有料です(AndroidやLinuxは無料OS)。
そのため、自作PCを作る際にはOSを別途買う必要があります。
※OSを買うとはOSのライセンス料を払うことです。
※Windowsのライセンスについては意外と面倒な部分もあります(後の章で紹介します)。
自作PCのパーツを考える
正直、自作PCのほとんどの要素は「パーツの構成内容を考える」に尽きると作ってみて体感しました。もちろんパーツの組み立ても初めてやると難しいですが、説明書やネットを見ればそこまでではないと思います(YouTubeで調べると動画で組み立て方がわかる)。
しかし、パーツの構成はそうはいきません。
実際にPCの組み立てに必要なパーツを以下に示します。
パーツ名 | パーツの役割 |
---|---|
CPU | PC動作の処理 |
マザーボード | パーツ同士の接続 |
ビデオカード | 映像の出力や計算 |
CPUクーラー | CPUの冷却 |
PCケース | パーツの収納・保護 |
電源ユニット | 電流の変換・電源の安定化など |
メモリ | データの一時的保存 |
ストレージ | データの保存 |
CPUグリス | CPUとCPUクーラーの間の熱伝導 |
CPUグリスは良く忘れがちなので注意しましょう。
パーツ構成ができるサイトの発見
筆者は始めExcelのシートやNotionにパーツの名称や特徴をメモして比較しながら、パーツを決めようとしましたが、自作初心者には何がなんやらで頭がこんがらがりました。
そこで、パーツ構成ができるサービスがないかと検索したところ…
以下のようなサイトが見つかりました。
この2つのサイトのうち筆者は上の「ジサコ!」でパーツ構成を考えました。
パーツの構成を考える
筆者の場合、できる限り今まで使っていたPCのパーツを再利用する方針でパーツを選びました。使っていたPCはDell製のもので名称はInspiron Desktop 3910です(2022年発売で現在は販売終了しています)。
Inspiron Desktop 3910の構成は以下のようになります。
パーツ名 | パーツの詳細 |
---|---|
CPU | 第12世代インテル® Core™ i7-12700 |
マザーボード | – |
ビデオカード | Intel® UHD Graphics 770 |
CPUクーラー | – |
PCケース | – |
電源ユニット | 180 W ブロンズ内蔵電源供給ユニット |
メモリ | 16 GB、1 x 16 GB、DDR4、3200 MHz |
ストレージ | SSD512 GB、M.2 2230、PCIe NVMe Gen4 x 4 |
CPUグリス | – |
※横線の部分がありますが、BTOのパソコンなので特注の物でパーツの詳細が分かりませんでした。
このPCは低消費電力でそれなりの性能で気に入っていたのですが、少し重いゲームや3DCADなどは絶望的で紙芝居かなという感じでした(グラフィック性能不足)。そこで、このPCに合うグラボを探したところ、結構面倒なことに気が付きました。
電源容量不足であることとグラボが入る隙間がなかったのです。電源容量はPC全体の消費電力の2倍程度のものが良いとされているので、180Wではまったく足りません。また、PCケースがスリムなこともありほとんどのグラボは入りません。
そこでとりあえず、性能と予算について決めることにしました。
少し重いゲームと動画編集が普通にできる性能のもので予算は8万円以内とし、こんな感じの構成にしました。変更したパーツは赤マーカーにしてあります。
パーツ名 | パーツの詳細 |
---|---|
CPU | 第12世代インテル® Core™ i7-12700 |
マザーボード | ASUS PRIME B760M-A |
ビデオカード | ASUSTek NVIDIA RTX3060 12GB |
CPUクーラー | 虎徹 MARK3 SCKTT-3000 |
PCケース | Thermaltake Versa H17 |
電源ユニット | KRPW-BK750W 85+ |
メモリ | Crucial 16 GB、2 x 16 GB、DDR4、3200 MHz |
ストレージ | SSD512 GB、M.2 2230、PCIe NVMe Gen4 x 4 |
CPUグリス | ARCTIC MX-4 |
以下のURLから実際に作った自作PCの構成が見れます。
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